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一人が出題者として問題を出し、他の人が解答者としてその問題に対する質問を行う。出題者はそれに対して返答し、解答者たちは出題者の返答を元に状況を推理していく。出題者は基本的にYES/NOでしか答えることはできない。
雪解けの春。山奥の深い雪に埋もれていた車の中から死後数ヶ月の男女二人の死体が発見された。
携帯電話も通じない僻地であり、人気の非常に少ない場所である。
かろうじて車の通れる細い車道は近くにあるものの、特に雪の降りやすい冬場はまず人の通らない場所であるらしい。
警察の捜査によると、二人はそこでどうやら車中で七輪を焚き、冬のうちに練炭自殺を図ったようだ。
そして、車は女性名義のものであり車高の高いオフロードタイプの車種。
カーナビの履歴をみると頻繁にこの辺りを訪れている。
車は人目を避けるためかやや車道より外れたところに有り、強引に道無き道を分け入ったようでバンパーや車体に草木による多数の傷が発見できた。
そのような悪路走破はオフロードカーならではの力技といえる。
またガソリンタンクがほぼ空の状態であったものの、他には特に車体に異常は見られなかった。
また車中の二人の死体は抱き合う様な形で折り重なっており、二人分の衣服と毛布、そして睡眠薬の錠剤、及びその瓶が車中に散乱していた。
どうやら二人は一糸纏わぬ姿で抱き合いながら睡眠薬を服用し、一酸化炭素中毒により絶命したようだ。
後の調べで二人はアングラの自殺サイトで知り合い、親交を深めていったようだ。
現場にもまるで争った形跡の無い事から二人で決意の心中を遂げたものと思われた。
ところが、一つ不自然な事があった。
男女の死体の近くに防毒マスクが転がっていたのだ。
しかも車中にて使用した形跡があった。
これはおかしい。
事前に心中する予定であったなら二人に防毒マスクは必要ないし、マスクを使用したならば少なくともどちらか一人は生きていていてもおかしくない。
しかし、生存者は無し・・・・・・
後日さらに調べが進むと、新たな事実が浮かび上がった。
二人のPCやモバイルを遺族の許可を得て調査したところ、二人はともにPCに日記を保存していた。
それを読む限りどうやら二人は結果的にほぼ同じ時、同じ場所、同じ死因を持って死ぬ事となったが、二人は当初全く別の目的で山中に向かったのだ。
そして、二人はともにその目的を果たした。
【Q1】男、女、それぞれの目的とは?
【Q2】防毒マスクが車中にあったのは何故か?
【Q3】女は目的達成の為に予め保険を掛けており、それは実際に功を奏した。女が掛けた保険とは?
【Q4】以上踏まえて状況の全容を示せ。
2007/12/15~